今日はママ友と梅田までアフタヌーンティーにいく予定でしたが、一人のお子様が高熱で行けなくなり中止になったので、たまたまお休みだった主人と500種類以上の世界のお茶を取り扱う神戸のマリアージュフレールへ行きました。
結婚する前はよく行きましたが、大阪の南河内に住むようになってからは、行く機会もなくなり、心斎橋や京都にもあったマリアージュフレールのカフェはいつの間にか閉店していたので、悲しくも本当にいく機会がありませんでした。
自宅からは軽く二時間はかかります。
4月からは仕事が猛烈に忙しくなるので、もうこれは今日行くしかない!と意を決して足を運びました。
マリアージュフレール神戸店のカフェは平日なので空いていて、二階の窓際で程よく自然光で明るい、見下ろす形で通りを眺められる良い席に着けました。
10年ぶりくらいにメニューをみたら、500種類以上あると言う膨大な種類のお茶は1000円~、ケーキも1000円~、他のサンドイッチなども2500円~、とすべてにおいて値上がりしていて時間の経過に驚きました。
まずお茶を選ぶのも、小さな文字でびっしりと何ページにも及んで裏表に多すぎるメニューを何をどこから見れば良いのか少々焦りましたが、ふと、目に留まったのが「ネパールのお茶」のコーナーでした。
もちろん行ったことはありませんが、昔アートスクールという絵を描くところで旅好きの女性と仲良くなり、旅行で一番良かったのはどこ?と聞いたときにすぐに返ってきた返事が「ネパール」でした。
山が忘れられない程、本当に美しかった…という言葉は何年たっても忘れられません。
それを思い出して、メニューとは別にある、お茶の名前と産地や風味が詳しくのっている厚さ1センチくらいの小冊子で調べてみたら、ネパールの「マルーン」というお茶は香りがよくサッパリとしていてダージリンのような美味しさとかいてありました。
昔は苦手だったダージリンは、最近では何て爽やかな香りでサッパリとしていて美味しいのだろう…と自分自身の変化に驚きつつ自宅ではダージリンをこよなく愛するようになりました。
ただ、私の経験ですがダージリンは丁寧な淹れ方をしないと香りも飛んで苦味やえぐみだけの美味しくない紅茶になるので、カフェではちゃんとこだわってお茶を淹れてそうなところでしか注文しない事にしています。
お茶へのこだわりの凄さを店構えや値段から感じられるマリアージュフレールなので、迷い無く、いざ注文したら、ネパールのマルーンは今切れてます、、といわれて、残念すぎてガクッと椅子から転げ落ちそうになりました。
ちなみに、名前の面白さだけで主人が選んだ「カブキ」というお茶も品切れと言われて、、よりによって夫婦二人とも品切れだなんて(-_-;)
また、この膨大なお茶の、メニューから選び直し?!?!と途方にくれそうになるのを、注文を聞いてくれた紅茶には詳しいぞというオーラをさりげに出している店員は、すかさず、
マルーンににているお茶がシッキムのテミというお茶で、ダージリン地方に近いのでダージリンのような爽やかで、ほのかにバラのような香りのする美味しいお茶ですと、教えてくれました。
かといって押し付けるわけでもなく、更にどんなお茶がよいですか?と再度聞いてくれて、
味はサッパリでフレバーとかではない自然な香りのするダージリンの様なお茶というと、やはりシッキムのテミを勧められたのでそれに決定しました。
主人もちゃんと好みをきいてくれて、フルーツなどの甘い香りが好きだというと、2~3種類候補をあげてくれてその中で、クリームブリュレの香りがするお茶が珍しいと気に入り、テ ドフェットというフレーバーティーにしました。
シッキムのテミが運ばれてきた時には、ほのかにフワッと一瞬、軽く胸を捕まれるような繊細で爽やかな香りがして、飲んでみるととても爽やかな口当たりで、優しい香りに癒され、飲んだあとは長く軽やかな渋みの余韻があって、とても気に入りました。
主人のテ ドフェットは水色は濃く、優しく甘い香りがして、味は紅茶らしいしっかりとしたもので、シッキムの、テミとテ ドフェット、飲み比べがいがありました。
一緒に頼んだケーキも大きくてとても美味しく頂きました。
紅茶によく合うタルトとババロアでお茶が、どんどんすすみました。
なかなか高級なお値段でしたが、とても優雅でお茶を通して異国の世界を感じられる素敵な時間が過ごせました。
普段は主人とは正反対の好みや性格なので口喧嘩でののしり合ってますが、紅茶だけは主人も大好きな様子で、高いなーといいながらも夫婦でリラックスできました。
インドのシッキムというのがとても気になり自宅で調べてみたら、インドの北東に位置する小さな州で(お店の人はインドの自治区と言ってました)ネパール、ブータンなどの国に囲まれた高地で近くにはヒマラヤ山脈がある。とても美しい草原や湖がある場所で、かなりかなり行ってみたい欲がジワジワと出てくるようなところでした。